君に愛されに来たんだ

りあるな世界できらきらを集めてる

私が住んでいるところは涙雨が続いています

一日中降っているわけではない。
降っては止み、止んでは降ってを繰り返している。

衝撃とともに悲しみに包まれた日の後の天気としては出来すぎていると思う。


私はKAT-TUN担ではないし、応援しているグループのメンバー脱退を経験したことはありません。
そんな私が何かを書き残して公開することは誰かを傷つけることになりそうで怖いです。
でも一介の一生懸命ジャニヲタやってる人間として、思ったことを。



何から書けばいいのかわからないけれど、他G担の私も自分が思っている以上にショックを受けていました。
それはもし自担・自担Gだったら…というものではなく、単純に田口くんが抜けてしまうことが悲しいです。

外野としては無理矢理だけど、これが田口くんができる最善の選択だったことを願うしかないかなと。
理由がよくわからないのがもやもやするし、かと言ってあえて言って欲しいかと聞かれるとそれもなぁ、という気分です。

謝ってる亀梨くんは見ていられないほど震えていて、ピアスもしていなくて、KISSKISSKISSのサビ前で泣くように歌っているのが印象的で、私がよく見かける亀梨くんではないなぁと思いました。
上田くんも中丸くんも辛そうだし。
円満解決感が感じられないのも寂しいなと思ってしまいました。
まあでも、誰かが抜けるときに円満に終わることなんてないか、とも思います。


すごく個人的な話ですが、KAT-TUNが最初よりマイルドになってきた頃から結構気になっていました。
歌う曲の感じがV6とは全然違って、こんなのもかっこいいなと。たまにはV6もこういうの歌ってよ〜とか思いながらKAT-TUNが音楽番組に出ていれば観ていたりしました。
なんだかんだ仲良さそうだし、4人になってしまってからも引き締まってまとまっていて、KAT-TUNは強いなと思ってました。
あとどこかでKAT-TUN沼にハマるのが怖くてちょっと避けていました。
今となってはもうちょっとちゃんと観ておけば良かったかなと少し思っています。
つまり何が言いたいかというと、すごく魅力的なグループでした、外野から見ていても。


アイドルの仕事は、歌って踊ることです。コンサートをすることです。バラエティーに出ることです。
でも一番大きな仕事は、みんなに愛されることです。

選ばれた人にしかできない仕事だからこそ、みんなに愛されることができるんです。
一人のアイドルが愛される土壌があるのは、他のアイドルを目指したたくさんの子たちが、志し半ばでステージを降りたからです。
それこそ世界がキミに夢見てるんです。

そんなアイドルの罪は結婚することでも、ファンを失望させることでもありません。
ファンの前からいなくなることだと、私は思っています。


それでも、どうしても辞めなければならない理由があるのなら、仕方ない。仕方ないという言葉は使いたくないですが、もう仕方ないです。
田口くんだってそんなことはきっと百も承知で、その上での苦渋の決断だったのだと思います。
だからなのかはわかりませんが、ベストアーティストの田口くんは息を飲むほど美しかったしかっこよかったです。覚悟を決めてしまったんだなというのが伝わってきました。


いついなくなるかわからない、それはアイドルのファンをする上での宿命でした。
頭ではわかっていたつもりだけど、一生懸命応援しているうちにうっかり忘れてしまいます。
アイドルにはファンを好きにさせてしまった責任があると思います。
でもファンの側だって、アイドルがいつもいてくれるのが当たり前じゃないんだって知っています。それでも好きだから応援したいんです。


今はせっかく残してくれた4人のKAT-TUNの時間をハイフンさんたちが楽しめることを、楽しめなくてもせめて春までの時間を後悔しない過ごし方をできるよう、祈るばかりです。